施工図とは、設計者が作成した設計図を基にした『建物を実際に作る為に必要な図面』のことを言います。設計者の考えを設計図から読み取り、実際に施工する為にはどのように納めるか、どのようにすれば効率よく施工が出来るかなどを現場に携わる関係者と打合せを幾度となく繰り返し、図面を作り上げていきます。それぞれの工事内容に合わせ、必要な情報を正確に伝える為に『施工図』には様々な種類の図面があります。
主な図面としては、コンクリート工事に必要な躯体図、仕上工事に必要な平面詳細図、天井伏図、展開図、外構図。それ以外にも建物の用途・デザイン等により厨房詳細図、便所詳細図、階段詳細図、エントランス詳細図、住戸タイプ別詳細図、タイル割付図などがあげられます。これらの図面と『設備』『製作図』の調整を行い、完成に導きます。そして、全ての図面に共通する事は、”必要な情報を洩れることなく、正確に、わかり易く伝えること”です。
我々は、この『施工図』という図面に対し、一切の妥協を許さず、正確に情報を伝える手段として、プロ意識をもって取り組んでおります。